中国 -100年遅れの帝国主義-

現代中国の本質と国際的影響を歴史的背景から読み解く、批判的視点の国際政治ブログ

2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日本は中国と実質断交を覚悟せよ:台湾有事が引き金となった新時代

日本は“実質断交”を覚悟すべき時代へ ― 台湾有事、外交圧力、官製SNS……中国の異常な対日攻勢が示す現実 ― 台湾有事をめぐる日本国内の政治発言が、中国をここまで過剰に刺激した例は近年ほとんど見当たらない。従来、日本の政治家が台湾情勢に言及しても、中…

中国はとっくにレッドラインを超えている──今回の一連で露わになった“異常性”の全貌

2025年11月、中国外務省が高市早苗氏の発言を受けて、次のような声明を発表した。 「日本の右翼勢力が歴史を逆行させることを断じて許さず、台湾への干渉を容認せず、日本軍国主義の復活を許さない」 日本に厳しい姿勢を示すこの声明は国内外で大きな話題と…

高市早苗が何を言っても中国の台湾方針は"何も"変わらない──日本はついに“ことなかれ主義”を抜け出した

中国が日本に対して強硬なメッセージを連発している。観光客の制限、留学生の停止、海産物輸入の全面停止、さらには軍系アカウントからの地獄絵図のような投稿まで、まるで対外プロパガンダの総動員だ。 だがまず最初に、最も重要な前提から書かなければなら…

中国外交部の“異常な強気”はどこから来る? 台湾・尖閣・渡航制限までつながる危険な国家構造

――台湾・尖閣・出世競争・渡航制限・国内崩壊まで全部つながっている 最近、中国外交部がX(旧Twitter)に投稿している内容が完全に常軌を逸している。「火遊びをしてはならない」「痛撃を加える」「日本は身を滅ぼすことになる」――まるで挑発というより、脅…

「汚い首を斬ってやる」——中国外交官の暴言があらわにした“国家の異常構造”

11月8日、あり得ない発言が外交の現場から飛び出した。在大阪中国総領事館のトップ・薛剣(せつけん)総領事が、自身のX(旧Twitter)で高市早苗首相に向かってこう書き込んだのだ。 「勝手に突っ込んできたその汚い首は、一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかな…

トランプが語った「怯えた男たち」──“何も意見できない”国家、中国の静かな崩壊

2025年11月上旬、ドナルド・トランプ前米大統領が選挙演説の中で語った一言が、世界中のメディアで報じられた。それは、先日習近平国家主席と会談した際の印象をめぐる発言だった。 「習の両脇にいた側近たちは、全員が直立不動で、一言も発しなかった。あん…

「高市外交」を読み解く ― 対中バランスと日米韓台のリアル

高市早苗政権が発足して間もないが、その外交路線は既に国内外で強い注目を集めている。理由は明快だ。日本の安全保障環境がここ数年で激変し、米中対立・台湾有事・ウクライナ戦争・北朝鮮のミサイル実験など、「世界の緊張が東アジアに集中」しつつあるか…